'03/07/26(土)<往路雨。世田谷は曇り。>

●畑の巡回と+α。

a b c d

a;葱の定植が始まった。普段は梅雨が開けて、暑〜い日射しの中でやるといいらしいのだが、今年はまだ梅雨が開けず、葱の苗が倒伏してきたので、昨日から定植を始めたそうな。普段は土用の頃(だったかそれまでだったか)に定植しているそうだ。「今回は良くできないんじゃないか、、、。」っておとうさん、言ってました。、、、とは言ってもなんて太い苗(書道の筆ぐらい)なんだ。俺のは細〜いぞ(書道の細筆)。大平農園では細い苗は植えないそうだが、それより俺のは細い。株間は目測10cm。定植面積は苗床の4倍くらいになるそうだ。今まで葉もの用だった畑の半分は葱の畑になるようだ。ああ、俺も葱植えなきゃいけないのに、、、(涙)。
b;こんな感じに倒れたのです。
c;春菊。先週はまだ小さかったが、出荷してしまったそうです。なんでだろう〜?
、、、なんとなく思ったが、ここで葉もの用畑チェンジかな?オクラの対面に小松菜植わってるし。
、、、それから、土曜日に月2回くらい来て2年くらいになるKAみさわさんが葉もの用畑を見て「この時期にこれだけ畑に植わってないの、初めてだなあ。」って言ってました。そーなんだぁ。
d;順調なヨマキきゅうり。でもやっぱりこの段階でこんなにでっかい葉っぱは見た事ないぞ。
「ヨマキ」について、今回、雑談の中ではっきりしました。d;のきゅうりは「ヨマキ」ではなく、単に「2作目」だそうで、十分にメイン扱いのきゅうりだそうです。「ヨマキ」はもっと遅い時期のもので、字はどーも「余播き」のようです。、、、おかしいな〜、前は「ヨマキ」ってはっきり言ってたのに、、、。でも、ま、いいか。
、、、「なんで平畝なのか?」聞いてみました。だいぶ土がフワフワで通路を歩いているうちに高畝になってしまうとの事。大平農園でこの場合はその位で必要十分だっていう事でしょう。ちなみに定植前に堆肥を入れてません。「絶対入れなくてはいけない」と言うのではなく、大平農園の土では手抜きをしても全然O.K.そうです。確かに手抜きしても全く問題ないほど、葉がでっかい。
、、、最近思う、胡瓜の支柱仕立ての弱点。、、、胡瓜の主枝を支柱に誘引していくので、必然的に左右に手を広げるように延びた蔓は支柱に絡まる事ができない。だから、紐で主枝を支柱に結んであげなければならない。(なんだが、わかりづらいが、当然、結んであげなければ地這い状態になってしまう。)その点では胡瓜ネットを使った方が良さそうではある。、、、と思う。

e f g h

e;左、西瓜。左奥、南瓜。中、里芋(筍芋)。右、バジル。とにかく生長が凄い。比較するものがないと「これが普通」って何にも感じないんだろうな〜。
f;左から、オクラ、オクラ、豆類(支柱のやつ)。
g;一発目の胡瓜。こんな感じです。収穫は日に一度になったそうです。でもまだ十分に収量(コンテナ2杯)があるようです。、、、とは言っても、あと少しで7月も終わりだし、もうそろそろ終了。と、思いきや、「時間があったら上の方を誘引する」って今日、言ってました。まだ取る気だ。まだまだ取れるんだ、へ〜。
h;ピーマン。

i j k l

i;ナス。先週草取りをした通路。、、、歩くの大変そう、、、では、ある。
j;でっかいトマト。こちらは脚光。
k;こちらはトロビック。
、、、トマトについて色々聞いたりしました、、、。
;トロビックは昔々、継ぎ木(当然トロビックは継ぎ木の上の方)でトマトをやっていた友人から譲ってもらったそうです。大平農園では脚光より導入が古く、30年って言ってたような、言ってなかったような。トマトは平べったいものではなく、腰高のものがいいそうです。k;のトロビックを見ておとうさん、絶賛してました。消費者の要望で今は桃太郎系もやってるけどトロビックの方がおいしい。トマトを食べられないちびっ子でもトロビックは喜んで食べる。、、、そうです。
;トマトの種取り。植物体の状況の良いものを選ぶのではなく、玉単位で良いトマトを選ぶそうです。赤いものを取って、表面がシワッとなるまでほっといて、種を取って、洗って、直ぐ乾かす。一気にやらないと発芽してしまうのだそうです。乾いたら乾燥剤を入れた容器で冷蔵庫へ。零下で保存。、、、だそうです。
;今期は気が付いたら今まで種取り用のトマトを取っていなかったらしく、今日、種取り用のトマト、ぶら下がっているトマトに紐で目印を付けていました。おとうさんから泊まり研修のMAりちゃんが指示を受けて、印を付けてました。、、、今期のトロビックの性格はMAりちゃん好みって事ね。
;今日(晴天ではないけど)、整枝誘引、久しぶりにしました。ず〜っと晴れなかったり、研修生の気持ちがトマトから離れぎみだったりで、収穫はしても整枝誘引はしていなかったようで、よく見てみると、ぐちゃぐちゃになってました。とにかく、倒れている枝は上を向くように誘引、モサモサに成っている所は(おとうさん曰く、付けておけば実が成るらしく)花を2つ残して側枝を整枝(切る)。、、、とは言われても、やってみるとみんな途方に暮れるらしく、テキトーにやってました。、、、キレイに栽培できるのも勉強になるが、手を抜いてしまたものも、結果を見る事で知識になる。、、、から、まぁ、いいべ。だいたい片付いたところで、おとうさん「だいぶ様になってきたね」って言ってました。
;おとうさんが言っているので気にして見てみると歴然です。脚光は弱っているものが目立つのにトロビックは無傷。それから、全体的どれでもうどん粉病のようなものが発生してました。ネズミカビだとおとうさん、言ってました。
;不良果は早いうちにとると残ったものがでっかくなるそうで、昔はHUくださん(今でも時々来られる方)ともげそうな実を紐で吊ったそうです。
;消費者はなぜ桃太郎を求める?、、、おとうさんの話から勝手に解釈すると、おいしいと言う要素よりはネームバリューの要素が大きそうです、なんとく。「トマトは桃太郎」って世間では知られているから「大平農園で桃太郎を作ってもらったら美味しい」とか「桃太郎っていうネームバリューだけでも美味しく感じる」とかってね。
l;小さい方のハウス。ニガウリは収穫してぶらさがってないと思ってたら、今年は全然ならないんだとさ。寒いとならないんだ〜、、、って思いました。理由はたぶんそれで正解だと勝手に思います。

m n o p

m;大きな方のハウス、片付いてました。小松菜、葱の種の選別したそうです。今は冷蔵庫の中だそうです。今年は乾きが悪くてずーっとハウスの中にほったらかし状態になっていた。なんだかんだ、暑い所に長時間置いてあった。それは発芽率に影響するのか?おとうさんに聞いたら、「悪くなるね」だそうです。干している最中に雨に濡れた、、、?聞いたら「そうでもないんじゃないかな。」みたいな感じの答えでした。ま、とにかく、種採りの作業は米のように手際よくやるのが理想のようね。
n;オクラ。どじょういんげん。、、、どうなるのだ?出荷用ではなさそうな気がするが。
o;朝顔。
p;大きなハウスの横。支柱はどじょういんげんだそうです。左奥の耕してある部分は今週、なんだか凄い人が来てやっていったようです。、、、どーするんだろうか?

q r s

q;こんなものも(花)あったのね。
r;廃棄されたミニトマトの苗。でも、少し取れそう。
s;今日の品物。

t u

t;今日の請求書。またまたよく見えない。
u;りんごの注文書。
今日、夕方、ここのりんごを担当している方が、私用で大平農園に来た。若いおにいさん。雑談中に来られたので、少し、雑談。「りんごはどうしても無農薬は無理」が若葉会界隈の現在の結論。だから、ここのりんごは分類的には減農薬栽培。私はりんご栽培はかじった事もない。だから、文句を言う気、喧嘩を売る気は全くないが、頭の中に1つだけ情報があるので、現場ではどうなのか聞いてみた。内容は「電解水を利用した無農薬栽培はどうとらえられてるのか?」、、、答え「「できる」と言う人もいる。「ダメだ」と言う人もいる。とらえられ方はまちまち。私の場合はコストと効果とかから総合的に見てやらない。それをやるなら、違う事に時間やお金を費やした方がいい。」、、、そんな答えでした。現場ではそーなんだぁ〜。
v;取りに来る個人会員への品物。

●雑談から。、、、なんかあったような気がするんだが、、、思い出せない。所詮小ネタだからかなぁ〜。

●今日の作業は「二番目胡瓜の誘引」と「トマトの整枝誘引」。

、、、ま、今回はこんなで終わり、、、でいかっぺ。

1つだけ思い出した、、、
●ちびっ子の絶叫。
、、、トマトの作業をしている時です。「トマトが成ってるよー!おっきートマト!赤いトマト!黄色いトマトもあるよー!」家族連れか、保育園の団体さんでしょう。だいぶ長く絶叫していたので、よっぽど感動したんでしょう。普通の人なら見逃すであろう「大きい」「黄色いのも」、、、だいぶ適格にそのちびっ子はとらえていた事にもワタクシ的には驚かされました。、、、。、、、やっぱ、大切な事だよ。こんな都会の住宅地にこんな畑があってあんな素直な一番基本的な知識と感動を得られる。、、、この大切さをニの次にした世の中の流れが変わって行けばいいんだが、、、してはいけない妥協の産物が「今」だからなぁ〜。

●そういや、こんな事を言われた。
おとうさんとの農業技術談義中、「草と虫の名前くらい知らないといけないよ。」って。、、、私、全然、そのあたり、知りません。自分の責任下で始めて、イヤな虫とその発生時期、各草の発生時期とクセ、そのあたりはだいぶ実感してきたが、、、ね。、、、悪い事に実際に痛い目にあわないとダメなんだよね〜。