2003/1/25の若葉会総会の時にもらった
プログラムから抜粋してみたり、考えてみたり。


 ○総会の主な内容(時間は10時から16時半)

●大平さんの話
、、、やはり大平さんが中心なんだ〜
●消費者のグループ紹介
●若葉会会計報告
、、、輪番制とはいえ、担当の人たちは大変だなあ〜
●生産者紹介
●作付け会議
、、、2003年度出荷予定表を見ながら「白菜や大根がもっとできないだろうか」とか「紫芋はいらない」といか「里芋がおいしい。ありがとう」とか「玉葱がきれい過ぎる。そこまでやらなくても、、、」とかやっていた。それはお客と販売側という関係ではなく、対等な両者の情報共有、相互理解みたいな感じだった。
●昼食
、、、弁当持参のようだったが、煮豆とか、大豆と米粉の饅頭とか、美味しいお店の大福とかべったら漬けとか色々面白いものが配られていたなあ。みんなで食事を楽しんでいるようだったなあ。
●質議応答
、、、生産者の中には個人ではなく、生産者団体もあって代表者が来ていた。そこに対して、「私は団体から野菜を買いたいのではなく、前のように○○さんから買いたい。顔の見える個人から、、、。」と言うような話もとんでいた。「いろんな所で里芋を買って食べ比べてみたが○○さんのものが断然美味しい。他のものは食べる気にならない。ありがとう。」みたいな話もあった。小さな話からなかなか本気な、本物を見据えた質議応答だった。

(ワタクシ的に思った事)
●こんなのが2、30年も前からあったんだからすごいなあ〜
●生産者と消費者がもっと日常的に顔をあわせていたら、野菜だけでなく、それに附随する情報や付加価値なんかも普通に共有できるんだろうな〜。仕方ないんだけど、配達の部分で切れてしまうんだろうな〜。それでも、消費者が届いたものが何だかわからない、、、ってのは少し問題だなあ〜。
●大根をたくさん欲しい所、白菜をたくさん欲しい所、、、と言うような細かい個々のニーズには応え切れないよなあ〜。仕方ないか。
●世話人会も大変だなあ〜。凄いなあ〜。こりゃ、NPOだなあ〜。
●一月は野菜がないんだ〜。


 ○若葉会のあらまし

2003年1月25日現在 

●若葉会
、、、昭和47年に大平農園に関わりのある生産者と消費者との間で組織された。

●生産者
、、、17人(運送業者1人含む)。
、、、総会当日は遠くは愛媛、宮城から13人ぐらい来ていた。

●消費者
、、、消費者グループは2〜10世帯からなる32グループ、約130人である。農産物は各グループに週一度配達される。
、、、この他にいくらか個人会員がいるみたい。

●目的
、、、有害な肥料や薬品を乱用した野菜から消費者を守るため、有機農業を研究している若葉会生産者の理想を支持する会であり、生産者から直接購入し、生産現場を見学して理解を深め、有機農業の発展に協力することを目的とする。

●申し合わせ事項
、、、○上記の目的を達成するために次の活動をする。
   ・年一回の、全会員出席の上、総会を開く。
   ・月一回、各グループから必ず一名出席の上、世話人会を開く
   ○会の運営は、生産者との協議によって決定する。
     ・価格と作付け品種、数量
     ・若葉会以外の物品の購入
   ○大平農場の生産の一端に参加する。
   ○会内において営利行為は認めない。
   ○会内に政治的色彩と宗教を持ち込まない。
   ○会内における原稿料及び講演料は無料とする。
   ○会員の登録は一年ごとに更新する。
    ・期間は1月1日から12月31日までとする
    ・一年度の終了一ヶ月前に、次年度の継続希望を確認する
    ・継続会員は優先する
   ○入会金は無料とし、年間運営費を徴収する。
    、、、年間運営費は2000円らしい。
   ○運営費の額は総会で決定の上、一括納入する。
   ○会の運営事務は、会員各自の責任輪番制にする。
   ○会の運営事務に必要な係を下記のように設ける。
    ・運営費係 ・運送費係 ・司会 ニュース係
    ・りんご係 ・米係 ・生産地訪問係
   ○生産者の生産地を訪問する。

●若葉会の活動

○総会
・生産者と消費者全員参加により1月に行われ、その年の生産契約を結ぶ。
・生産者は、前年の反省とその年の生産計画を発表する。
・消費者はそれに対して質問、要望を述べる。
・消費者グループは、司会、運営費、ニュース、運送費、米、りんご、生産地訪問の各係(こまねずみ)を改選する。
・総会後に懇親会(生産者と消費者の交流)をもつ。

○世話人会
・毎月一回、生産者代表の大平さんと各消費者グループの代表が会合をもつ。
・生産者は畑の状況を説明し、その月の出荷状況などを伝える。
・相互にその月々の問題を話し合う。
・消費者は前月分の野菜代、運送費、りんご代などの支払いをするる。
・ミカン、りんご、茶、ハチミツなどの申し込みを行う。
・援農の日程を決める。

○農産物の値段
・市場価格の年間平均価格を基準に、通年同一価格で契約する。

○援農
・援農は、消費者からの申し出によって始められたもので、4月から10月までの間、各グループが月一度、2時間くらい畑で仕事を手伝うことをさす。
・生産者は消費者の労働力提供も嬉しいが、有機農業の理解を深める良いきっかけになっていることの方がもっと嬉しい。
・消費者は、労働の楽しさや大変さを知ったり、虫と共存して育つ本当の農業の姿を見て、農作物にさらに愛着を感じるようになる。また、天候の具合等で作物の生育がよくない時に、生産者と痛みを分かち合える。
・援農の記録は援農日誌につづられている。

○生産地訪問
・年一回、地方の生産地を訪問する。
・生産地を訪問することによって、生産者と消費者がただ「売る側、買う側」という関係だけでなく、互いにもっと理解し合える関係になることを目的とする。
・生産者の中には、村八分的な状況にありながらも有機農業を行っている方々がたくさんいる。東京から消費者がバスでやって来たという事実が、村の人の有機農業への関心を高めるきっかけになることも多かった。生産者の家族にとっても、何よりの励みになる。
・消費者にとっても、あのりんご、あの玉葱はこういう畑で作られていると肌で感じることができる良い機会になる。


、、、だってさ。